平成16年度目黒区一般会計歳入歳出決算認定討論

衆議院選挙が終わってすぐの、9月13日より第三回定例会が開かれ、平成16年度決算特別委員会が設置され、この認定に対し、自由民主党目黒区議団を
代表して討論をさせていただきました。
討論の内容は下記の内容にて賛成の立場から行いました。

私は、自由民主党目黒区議団を代表して、議案第83号、平成16年度目黒区一般会計歳入歳出決算の認定に当たり、賛成の立場から討論を行います。

まず、認定に当たる前に、平成16年度第1回定例会開催中の3月7日に、前区長である「薬師寺克一」氏が急逝され、翌8日には前契約課長が収賄による逮捕、という中で職務代理者として「佐々木英和」助役が職員に対し、“冷静に行政の執行にあたるよう”通達がなされた中での、平成16年度予算特別委員会でございました。
改めて薬師寺前区長のご冥福を心より、お祈り申し上げるとともに、平成16年度は目黒区民の信頼回復に向けて、全職員が一丸となり区民サービスの原点に立ち返る事が望まれた年でありました。

本題に入りますが、16年度の国の経済情勢は、世界経済の回復が続く中で、生産や設備投資の緩やかな増加が続き、こうした企業部門の動きにより雇用・所得環境も厳しいながらも持ち直しに向かい、家計部門にも徐々に明るさが及んでいくことが期待され始めております。この様な情勢の中で、日本経済は引き続き民需中心の緩やかな回復過程を辿るものと見込まれる。デフレ傾向は継続するおそれがあるものの、需要の回復等に加え、政府・日本銀行一体となった取組を進めることにより、デフレによる圧力は徐々に低下していくと見込まれる年でありました。

目黒区予算編成方針では、経済情勢に明るい兆しが見られるとはいえ、区政を取り巻く環境は、当面、引き続き厳しいものと見込まれ、簡素で効率的な行政運営に徹し、限られた財源を重点的・効率的に配分する事を基本方針として編成されました。

16年度重点施策として、「豊かな人間性をはぐくむ文化の香り高いまち」「ふれあいと活力のあるまち」「ともに支え合い健やかに安心して暮らせる街」「環境に配慮した安全で快適なまち」の実現を目指すとともに、事務事業評価を活用し、全事務事業総点検を実行し、財政健全化にむけての取り組みも高く評価するところであります。

行財政改革の徹底に重点をおき、当初予算規模は前年比5.3%増の920億円余で、減税補てん債借り換え分の、歳入歳出約70億円を除いた実質ベースでは、2.7%減の850億円余で、前年度に引き続き800億円台での予算規模でありましたが、財源対策として減債基金27億円取り崩しをし、新たな5ヵ年の行財政計画として「実施計画、行財政改革大綱、年次別推進プラン、財政計画」を一体的に改定し、長期計画に沿って定められた「安全で緑豊かないきいきとしたまち」の実現に望まれてきたものであります。

主な事業として、学習指導員の拡充や学習指導講師の導入、就労相談室ワークサポート目黒の設置、八雲保育園改築での定員増、母子生活支援施設の移設、認知症高齢者グループホーム整備補助、震災復興マニュアルの作成、洗足2丁目自転車置場設置での放置自転車対策、また環境面では「目黒区ポイ捨てなどないまちをみんなでつくる条例」を基本にした環境美化の推進と、幅広い住民サービスを展開し、電子自治体の基盤整備である庁内イントラネットを庁内全域に拡大し、パソコンの配置も増設され、情報処理体制のインフラ整備がようやく推進された、今後真の電子自治体実現と共に、事務事業効率化が図られることが期待されます。

次に予算執行結果について述べさせていただきます。
一般会計での形式収支は37億円余の黒字となったが、市街地再開発、補助対象事業の遅れによる財源11億円余を差し引くと実質収支25億円余の黒字となる。しかし、実質収支から前年度実質収支を差し引いた単年度収支は、わずかですが9百万円余の黒字であり、これに財調基金の積立・取崩しを反映させると実質単年度収支は1千万円余の黒字となり、収支としては実質改善され、事務事業執行の工夫、備品購入や各種契約面での創意工夫、契約落差による不要額を生じさせた事は、歳出削減に向けた取り組みの結果として評価したい。

公債費比率を見ると2ポイント増の13.6%これは碑文谷と中目黒公園用地の起債の元金償還が始まったためで、ピークとなる平成19年で14%台が見込まれ、21年頃までは大規模公園の起債に係わる償還が高い水準での推移が見込まれるなか、今後の行政課題と区民サービスの充実を図っていく上で、十分な注意をしつつ、最小のコストで最大の効果を上げるべく、区長はじめ職員が目黒区行政経営の視点に立ち、更なる財政の健全化と区民サービスの充実との両立を図っていかなければならないと思います。

次に意見要望について申し上げます。
詳細については、決算特別委員会での、我が会派の委員が申し述べたとおりでありますが、特に重要な点を改めて申し述べます。

1点目として、目黒区の自治権拡充、財政健全化の見地から、滞っている都区間協議での主要5課題の早期解決と、三位一体改革後を視野に入れ、自主権の確立に努める事。

2点目として、健康都市宣言、健康めぐろ21の折り返し点であるが、行動目標、施策目標の着実な推進をし、目標の達成に向けた取り組みを望む。

3点目として、コミュニティー形成の根幹をなす町会・自治会を柱とした、住区住民会議のあり方と、その活動の見直しの推進、更に大規模修繕も視野に入ってきた現在での、住区センターのあり方の検討を望む、また「協働」を、実現可能でわかりやすく位置づける事を望みます。

4点目として、次世代育成、公私格差是正の見地からも、幼稚園、保育園、家庭での保育といった、幼児教育のあり方について、総合的に見直されたい。また、私立幼稚園に関しては教育委員会での一元的な教育行政の推進を望む。

最後に、決算特別委員会で、我が会派の各委員から申し述べた事項と、審議内容を十分考慮すると共に、予算要望とあわせて、平成18年度の予算編成に反映される事を強く要望し、議案83号 平成16年度目黒区一般会計歳入歳出決算の認定に賛成し、討論を終わります。

2005年10月07日(金)

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